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砥部の衝上断層(愛媛県砥部町)

愛媛県砥部町にある砥部衝上断層公園。

ここでは日本列島の内側と外側の切れ目(つなぎ目)であり、日本最長の断層でもある「中央構造線」が動いた痕跡をみることができます。

地質調査総合センターのHPから引用

中央構造線はこのように四国北部を縦断しています。

砥部町はこの中央構造線断層帯の南側に位置します。

これは砥部町の東側にある湯谷口の衝上断層の現地看板です。

中央構造線の南側にはピンクの三波川変成帯の結晶片岩が分布し、北側には7000万年前の白亜紀に海で堆積した和泉層群の地層が分布しています。

この和泉層群は、この愛媛から大阪と和歌山の県境の和泉山脈まで300kmにもわたり続いています。

徳島県立博物館HPから引用

この断面図が非常にわかりやすいです。いずれも海のプレートが潜り込む先に剥ぎ取られた付加体の地層ですね。

さて、今回ご紹介する衝上(しょうじょう・つきあげ)断層とは、逆断層の一部で、乗り上げる角度が45度以下の低角度の逆断層のことです。

この砥部町では、海のプレートに押されて動いた(直下型地震が起こったということです)中央構造線の断層の痕跡をみることができます。

では、みてみましょう。

砥部町の中央構造線の断層運動の痕跡である衝上断層。

愛媛県にお越しの際は、松山市中心部からも数十分でこれる場所ですので、ぜひ一度訪れ、中央構造線が、現在も海のプレート(フィリピン海プレート)に押されて直下型地震を起こす断層であることが今一度感じてください。

令和2年1月訪問

弁護士 永野 海

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