災害関連法講義レジュメ画像

写真

 

御前崎災害支援ネットワークさんでの災害勉強会も第4回目となりました。

残すあと2回、どのようなテーマにしようか考えていたところ、熊本地震が発生しました。

日々、現場や災害支援の弁護士の先生方から提供される情報にタイムリーに接していたときに、ふと、災害関連法を概覧して勉強するならいましかないのではないか、と思いました。

災害救助法が適用された・・・

被災者生活再建支援法が・・・

激甚災害に指定・・・・・・・

 

こういった報道が生きた報道としてなされているときにこそ、災害に関する法律をしっかりと学び、それらの法制度がどのような形で被災者支援につながっていくのか、問題点は何かを考えることがとても重要だと思ったのです。

今回講義させていただいたような内容は、通常、災害問題に関心を寄せる弁護士を相手として行うようなかなり専門的で、マニアックなものです。

もちろん士業の先生方や議員の先生方も参加されていますが、一般の災害ボランティアの方にはハードルが高いかもしれない、少し間違えると机上だけの意味のない講義になってしまうかもしれない、という不安を抱えながら、どういう形にしたら、1時間半、生きた情報が届く内容にできるかを腐心しました。

結果どうであったかは、後日アンケート結果を楽しみに拝見したいと思います。

今回、一通りのレジュメやパワーポイント資料を作成し終えたあと、津久井進先生の岩波新書「大災害と法」を読みました。

動機はせこいもので、レジュメに記載しきれない「行間」の情報をこの津久井先生の名著から拝借しようと思ったわけなのですが(笑)、読んでいるうちに、いつもの津久井先生の 弱い人たちに寄り添う思い にあふれた文章にひきこまれていってしまいました。

通勤途中の電車や寝る前など、大災害と法 を読むことが、自分の一番のリフレッシュの時間にさえなりました。

災害の法律を学ぶ、ということは、受験勉強のような机上の知識として学ぶだけではほとんど意味がないということが、この本を読むと自然にわかります。

座右の一冊が増えた思いでした。

いつもながら、ご準備いただいた御前崎災害支援ネットワークの皆さん、落合さん、ありがとうございました。

 

静岡市清水区 中央法律事務所

弁護士 永野 海