やはり伊豆半島南部の白浜層群の美しい砂浜が続く下田市の田牛(とうじ)です。

 

 

周囲にはさまざまな形で津波避難用の看板が設置されています。

パニックになったときでも適切に避難できるようなわかりやすい看板。

看板を作るだけでなく適切な訓練を頻繁にすること。

大事です。

 

海岸沿いの道路を歩いているだけで様々な地層を楽しめます。

これは火山噴出物の礫がたくさん混ざった、海底で起きた土石流の地層でしょうか。

 

ここは有名な龍宮窟(りゅうぐうくつ)。

波によって作られた海の洞窟、海食洞(かいしょくどう)です。

 

さきほどの爪木崎からは南西の方向です。

 

降りてみましょう。

 

あら、きれい。

 

地層の弱い部分が先に波によって侵食され、こうした穴が空きます。

海食は奥へ奥へと進み洞窟ができます。

 

その後、洞窟になって薄くなった上部の地層が抜け落ちたんですね。

天窓の直径は50メートルに達します。

 

洞窟の壁面です。

 

上からみると、あら、ハート型。

観光スポットになる所以です。

 

海食洞の上からは、北東側の地層もみえます。

美しい地層です。

 

ここにはサンドスキー場があります。

傾斜は30度(安息角)。

海側から風で砂が吹き上がりこうして溜まっています。

 

この日はちょうど高校の野球部が砂の傾斜を利用したトレーニングをしていました。

なかなか苦戦しています^^

 

海岸の下まで降りてみましょう。

 

まだ練習してました。

 

写真中央に、火山噴出物の地層を突き抜けるマグマの脈があるのわかりますか?

 

ここです。

細長い三角形の形をしている中央の部分がマグマの岩脈です。

マグマが上がってきてここで止まったんですね。

 

逆光ですが、こちらは右下半分が海底で起きた土石流の痕跡の地層。

火山礫がなだれ込んでいて、でも水中の土石流なので重いものが下に沈み、軽いものが上に残りますので、地層のなかの礫の大きさは、上にいくほど小さくなっています。

一方、左上半分が水冷破砕岩の地層です。

これは海の中で高温の溶岩が急冷されてバリバリと割れ、大量の尖った岩や礫となり、それらが堆積した地層です。

 

ズームしてみましょう。

右下が海底土石流。礫が下にいくほど大きいですね。どしゃーーーっと流れ落ちる中で、こうした級化構造ができます。

左上半分の水冷破砕岩の地層は、、、これだけではわかりにくいですね。

 

火山礫が点在し、シリカの濃度なども異なり色合いも異なる美しい地層です。

 

火山礫がたくさん。

 

ここの海岸は、石ころの宝石箱をひっくり返したような姿。

幾多の波の侵食で丸く削られた、さまざまな色合いの火山岩を目にすることができます。

 

石ころの宝石箱や~

 

せっかくなので最後は、砂と重力のちからを楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ん? 漣痕?

 

2019年1月

弁護士 永野 海