既に大鹿村の各所はご紹介していますが,本丸である中央構造線博物館についても,テンポよくご紹介しておきたいと思います。

全てはここからスタートです。

 

可能なら,ぜひ博物館の河本和朗先生からいろいろと教えてもらって下さい。

 

(後日,少し違う場所を走っていることがわかったそうですが。。。)

博物館敷地内に中央構造線が通っています。

 

構造線(破砕帯で浸食された)の谷筋のどまんなかにあります。

 

なので,こんな遊びもできます。

 

この構造線の左側が内帯,右側が外帯です。

今回は詳しい地質の説明は割愛しましょう。

テンポよく。

 

(中央構造線博物館HPからお借りしました)

敷地内の岩石の展示が秀逸です。

適当に並んでいるわけではありません。

中央構造線の地質に沿って展示されています。

 

これは館内の模型ですが,色ごとに地質が違います。

これに沿った実際の岩石の展示が敷地内でなされているわけです。

 

ちなみにこの模型,地下内部がわかるようにボタン1つで浮き上がる優れモノ!

 

地質の話に戻って,たとえば秩父帯。

上の模型の黄色に対応してます。

白亜紀よりももっと古いジュラ紀の時代,まだ日本列島がアジア大陸の東の端に鎮座していたころに,プレートの潜り込みの際にはぎ取られて日本列島にくっついた付加体の岩石です。

 

こちらは外帯の三波川変性帯。

個人的に一番好きな地質です。

緑色片岩,黒色片岩など。

これも模型の色に対応。

 

緑色岩。

いいですねえ。

 

これはすごい。

枕状溶岩の形が残っているようにみえます。

もともとは海洋プレートの玄武岩。海嶺で生まれた玄武岩が,プレートの潜り込みの際に変性されて緑色岩になったものと思われますが,こんな枕状溶岩の痕跡が残っている緑色岩なんて普通目にできません。

 

緑色片岩。

美しいです。

これも三波川変性帯の岩石。

 

これは黒色片岩。

格好いいです。

これも三波川変性帯(外帯・中央構造線の下側)。

 

これも三波川変性帯の岩石。

石英片岩は,プレートの沈み込みにより,海洋底に堆積したチャート(放散虫の殻が海底に堆積してできたとても硬い岩石)が地下深くに到達し,そこで高い圧力と温度で石英を主成分とする岩石として再構築されたもの。

地中の火山活動の過程で、超高圧(約1万気圧)と超高熱(約5,000℃)の環境で変性されたとの記述もありました。

 

感動しかないですね。

 

一方,こちらは領家変性帯(中央構造線の内帯・内側です)。

 

敷地内からは中央構造線の破砕帯が浸食されてできた断層鞍部も見えます。

前回ご紹介しましたのでここは割愛。

 

展示室にはさきほどの電飾つき地質模型とともに,背後には,中央構造線の北川露頭がきれいなうちにはぎ取った実物の標本も展示されています。

 

相当な迫力です。

 

地質境界の解説もあります。

 

以前ご紹介した中央構造線の安康露頭も車ですぐに行けます。

 

普通の旅としても,日常の喧噪を忘れさせてくれるすばらしく美しい村,それが大鹿村です。

 

中央構造線博物館にお越しの際は,このお店にぜひ寄ってみてください。

 

これがメニューですが,

 

どの料理も,これを食べるためだけにでも,また大鹿村に来たいと思ってしまうほど絶品です。

水出しコーヒーも最高です。

ぜひ人生に一度ぐらいは大鹿村へ。

 

平成29年11月訪問

大鹿村観光大使(←うそです) 弁護士 永野 海