爪木崎は、下田市の東側、須崎半島の先端にある岬です。

 

場所はこのあたり。

下田市の中でもかなり東寄りです。

 

目的は日本屈指の柱状節理!

マグマが冷えて収縮してできた特異な岩石の形状です。

 

つばきロードを進みます。

駐車場からは10分程度です。

 

視界が開けました。

 

遠くに、無数の柱が反り立った、爪のような形がみえてきます。

 

 

ズームしてみると、その奥にも、無数の柱状節理独特の角柱の断面がみえます。

 

この須崎半島は、その全体が海岸段丘です。

須崎の御用邸があることでも有名です。

この海岸段丘は、海底の火山活動によってできた地質が、海水面に近い場所で波に侵食されて平坦な地となったあと、隆起してこれだけの標高が作られています。

どうして「隆起」したんでしょう?(看板には書いていませんね)

火山活動?

フィリピン海プレートが押す圧力?

海溝型地震によるプレートの跳ね上がり?

 

 

 

それはさておき、柱状節理をみにいきましょう。

海の強風で体感温度は0度ぐらいです。

 

上から見た様子。

柱状節理が段々になってますね。

波に侵食され地震により隆起しまた波に侵食され地震により隆起し、という繰り返しでこのような段々ができているという説明もありました。

 

美しい断面です。

赤っぽいのは、この火山岩の中の鉄分が酸化した結果です。

 

このアングルの写真が、爪木崎では多いでしょうか。

玄武岩ではなく安山岩のようです。

 

この柱状節理が地上ではなく地下で作られたものであることが説明されています。

地下でゆっくり冷えると、ここの柱状節理のように直径の大きな立派な柱状節理になりやすいようです。

 

磯に降りてきました。

 

 

柱状節理の殿堂を楽しむには、目の前の柱状節理の丘を越えなければなりません。

 

 

立派です。

 

このあたりはまだきれいな六角形ではないですね。

むしろ枕状溶岩のようにみえます。

 

ん? イソヒヨドリの雌?

 

丘に上りました。

高所恐怖症なのでこの程度でもなかなかのスリル。

 

 

節理ができきらない部分もみえて面白いです。

やはり全体的に酸化した色合い。

 

さまざまな節理。

 

丘の上からイソヒヨドリ、、ではなくサクノシン。

 

久米島の畳石のように、柱状節理の断面に縁取りがみられますね。

これは珍しい。

 

縁取りのある断面をしばし御覧ください。

 

 

 

 

 

表面はこんな感じ。

 

海側に目を転じます。

 

このあたりは酸化していないですね。

 

この俵磯の柱状節理は、時代的には、いまから500万年ほど前にできたもの。

 

 

地表近くまで昇ってきたマグマが地上にでる前に固まりました。

 

その後の地殻変動で地上に姿を現してくれました。

 

 

くれぐれも荒天時は近づかないようにしましょう。

 

 

こちらも美しい自然の芸術。

 

 

天に反り立つ柱状節理。

岩石の声が聞こえてきそうです。

 

では、柱状節理の丘から、そろそろ戻りましょう。

 

安全な場所での探検中。

 

写真撮ってもらいましたが、石にピントが合ってない。。。

 

こちらは大丈夫。

 

柱状節理の俵磯をあとにし、先端部へ。

 

先端部には柱状節理はありませんでした。

 

水仙の群生地に向かいます。

海がきれいです。

 

砂浜が白いのは、ここが白浜層群の地層だからです。

1000万年前頃に南の浅い海での海底火山噴火で堆積した地層です。

石灰質の砂や石英が多いので白い砂浜になっています。

 

水仙の群生地です。

 

段丘面にびっしりと群生しています。

 

きれいですね。

 

下田観光では外せない須崎半島の爪木崎でした。

 

2019年1月

弁護士 永野 海