直下型地震が起こるのはその震源のところにナマズがいるからではなくて、海のプレートにずっとずっと押されているのに耐えられなくなって陸の地盤の弱いところが動いてしまうからです。

上は国土地理院発表のこの20年のGPSの動きです。東日本は3.11が起こってプレートが跳ね上がったので海側にものすごいレベルで戻っていますが北海道は(南海トラフと同様)千島海溝で太平洋プレートが潜り込みぐいぐい押して北海道の右半分は北西方向にずっと押されています。

そうした歪みの蓄積で今回のような直下型地震が起こります。

断層帯は北海道の継ぎ目みたいなものです。

 

 

上の図をみるまでもなく千島海溝の地震は時間の問題です。

南海トラフより早いかもしれないですよね。

今回の直下型地震を、その海溝型地震発生の前段階と考えるのが防災上とても重要だと思います(結果的には違ったとしても)。

千島海溝の海溝型地震の津波は尋常なものではないです。

どうか特に北海道南東部の皆さんは今回の地震だけに目を奪われるのではなく、次に(震度は5とか6でも)、2分とか3分というようなものすごく長い時間の揺れの地震が来るかもしれないこと、そのとき1秒でも早く高いところに逃げなければいけないことを改めていまのうちに強く意識してもらいたいです。

命あっての人生です。

弁護士 永野 海