昨日は,SBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」という番組に10分ほど生出演させていただき,弁護士会ニュース(災害時Q&A集)のことや,弁護士による被災者支援のこと,余談として,大谷崩れの災害痕跡地としての価値などについてお話をさせていただきました。

貴重な発信の機会をいただき,SBSさん,ありがとうございました。

http://radiko.jp/#!/ts/SBS/20171128100000

昨日の放送は1週間はここで聞けるようです。

開始から1時間35分後ぐらいからはじまります。

ラジオでは,特に,士業による被災者支援の限界や課題も踏まえて,常に被災者に寄り添う活動をされている災害ボランティア,災害NPOの方々を士業が支援するシステム,つまり「支援者を支援するシステム」を構築する方が,より現実的に,より多くの被災者を支援できるのではないか,というようなお話をさせていただきました。

支援情報などの情報発信などは,やらないよりやった方が間違いなくよいのでどんどん進めるべきですが,被災者の方々への直接的支援というものについては,常に弁護士としてどこまで本当にできるのかを内省しないといけないと思っています。

被災した人の中でも「強い人」は,自ら弁護士などの士業の扉をたたき,ご自身で法律相談をされます。

そういう方は,弁護士の助言などを効果的に利用して,生活再建や問題解決に比較的早くたどり着けることが多いです。

他方,本当に弱い立場にある被災者の方というのは,自分で士業の扉をたたくこともできないし,また,仮に弁護士などから助言を受けたとしても,その後の行動に自分だけでは移せない人が多いのです。

そういう人にこそ,より大きな支援が必要です。

その場合の支援とは,きちんと支援者が責任をもって出口(問題解決)まで寄り添う支援です。

それができないのであれば中途半端な介入は単なる支援者の自己満足に過ぎないことになってしまう危険もあります。

士業にできること,できないことを考えたときには,災害ボランティアの皆様や自治体,社協などとの連携が不可欠だと思うのです。

 

収録前の控室。

レンタルCDショップみたいです(笑)

いまでも,曲を流すときには,1枚1枚手で機械に入れて音楽をかけているそうです。

もっとデジタルな作業でされていると想像していたので少し意外でした。

 

ラジオは,かなり以前に,継続的に出演させていただいていた時期がありましたが,そのときは台本を一言一句違わず読むことが必要でしたので,今回のように,基本的に自由にお話させてもらえるのは本当にありがたいです。

個人的には,ラジオなどでは,法律の問題だけでなく,各地の災害痕跡地と防災の話や,過去の災害で何が起こったのかを知っていただく話,あるいは地震や断層,地球のダイナミックな科学の話などもたくさんできればいいなあ,と思っています。

今後どこかでご縁があればうれしいです。

大半の災害は「繰り返す」という性質をもっています。しかも,かなり規則正しく繰り返すという性質をもった災害も多いです。

たくさんの人に災害痕跡や過去の災害に関心をもってもらい,将来の災害に備える,命を守る防災を考えるきっかけにしてもらいたいのです。

 

平成29年11月

静岡市清水区 弁護士 永野 海