生活圏内にある災害痕跡地。

場所は、JR東海道線草薙駅と静岡鉄道県立美術館前駅の中間ぐらい。

古来より名水として有名だったこの桜井戸の水は、安政東海地震により減水してしまいました。その後完全に消滅し現在は石碑のみが記されています。

 

この桜井戸、実は井戸よりも、天下に名だたる特殊なお灸の治療所として有名でした。江戸時代に桜井戸の当主が行者を助けたところ灸を授けられとされます。

明治、昭和初期と現に全国から患者が殺到し、抗生物質のない時代、人々を救いました。あまりにも患者が溢れるため、この地に旅館まででき、一説によると、東海道線草薙駅はこのお灸の患者のためにできた駅だそうです。その後、静鉄電車もここに停留所をおきました。

 

そして、なんと上記当主のご子孫が現在もこの地で内科医院を開設されています。

身近なところでも様々な歴史の痕跡があるものです。

桜の古木は、現在でも春にきれいな桜を咲かせています。

静岡は、(残念ながら)、災害痕跡地の宝庫でありますが、皆さんのお住まいの場所にも、実は様々な歴史痕跡が隠されている可能性があります。

地元の歴史をぜひ調べてみてください。

 

平成30年1月訪問

静岡市清水区 弁護士 永野海