奥に見えるのは、牧之原市にある女神山。

別名、帝釈山。

石灰岩の山(岩体)です。

 

山頂付近、山肌の石灰岩がみえますね。

 

裏からはこんな姿。

 

山の麓を歩いてみると、ほら、しっかり石灰岩。

 

こんな感じに。

石灰岩ならではの侵食された色ですね。

 

他方、こちら、萩間川を挟んだ反対側にある、男神山。

別名、天神山。

こちらも石灰岩の立派な岩体。

 

この迫力の姿。

 

アップでどうぞ。

 

この地区は非常に興味深くて、萩間川の右岸(地図で左)は、地名も女神。

左岸(地図で右)は、男神。

女神と男神のシンボルとして、それぞれ女神山と男神山があり、神社もある。

さながら間を流れる萩間川は天の川で、織姫と彦星のよう。

 

説明にあるように、なんとこの石灰岩は、赤道付近からプレートテクトニクスで運ばれてきて付加体となったものではなくて、「地のもの」です!

 

同じ静岡の石灰岩でできた山でも、この竜ケ岩洞の横にある竜が石山は、赤道でできた石灰岩の地塊が、はるばるプレートにのって運ばれてきたものです。

 

(竜ケ石山の林道にみられる石灰岩の岩体)

これは赤道付近の温かい海でできた石灰岩。

 

(男神山の麓にある男神社の鳥居)

他方で、牧之原市にある石灰岩の岩体は、1600万年前頃に、まさにここで作られた石灰岩。

そうです、この場所は、昔は、熱帯の海だったのです。

サンゴ礁があちらこちらにみえて、シュノーケルするに最高の場所、それが相良だったのです。

 

自然に考えると、昔々は、女神山も男神山も1つの石灰岩の地層だっと思われます。

それが温暖な時代が終わり、海面が低下し、陸上にあらわれた石灰岩が侵食され、特に河川によって2つの岩体の間は侵食され続け、また地震などにより絶えず崩れ続け、いまのような織姫と彦星の離れた位置に、侵食から守られた岩体が残ったのでしょうか。

 

静岡にも、貝やサンゴ礁などが海底に堆積した石灰岩の地塊がみられるという不思議。

そして、静岡で見られる石灰岩といっても、赤道で生まれここまで運ばれてきた石灰岩と、まさにこの場所で積もってできた地産地消?の石灰岩の2つがあるという不思議。

とてもおもしろいですね。

牧之原市に行かれたときは、相良のシンボルでもあるこの2つの石灰岩の山をぜひ楽しんで下さい。

すぐ近くには、相良子生まれ温泉という、ここが昔、海であったことを感じることができるしょっぱいナトリウム質の温泉も楽しめます。

 

平成30年9月

弁護士 永野 海