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逢ケ浜の放射状節理(南伊豆町)
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写真は、沖縄を含めても日本屈指の透明度を誇る南伊豆町のヒリゾ浜ですが、今回はこちらではなく、、、
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この朽ち果てたハイヒールが目印となる、南伊豆町、逢ケ浜(おうのはま)です。
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場所はこちら。有名な弓ヶ浜の1つ東側にある、逢ケ浜(おうのはま)です。
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岩の割れ目がきれいに放射状に広がっています。
![](http://naganokai.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01585.jpg)
放射状節理と呼ばれます。節理、とは岩石に生じた割れ目のことです。
![](http://naganokai.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01587-1024x683.jpg)
これは柱状節理と同じで、流れ出た溶岩が冷えながら固まる際、収縮により節理(割れ目)が生じたもの。
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この溶岩が噴出したあと、周囲からほぼ均等に冷やされることで、外側から内側に向かって均一に割れ目が生じたものと思われます。
![](http://naganokai.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01610.jpg)
違ったらごめんなさいですが、この放射状節理の場合、マグマが噴出しその後、海中で急激に冷やされ固まった溶岩の切った断面がみえているのではないかと思います。
奥に奥に切断すれば、金太郎飴のように同じような放射状節理がみえるのではないかと思われました。
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放射状節理は、日本でもこれだけの規模のものは、数えるほどしかありません。
伊豆半島がまだ日本列島に衝突する前の海底火山時代のほとばしるマグマ活動の美しい名残を、ぜひ見に来てください。
(満潮時は立ち入れませんのであらかじめ干潮時刻を調べてご訪問ください)
令和2年7月
弁護士・防災士 永野 海