室戸世界ジオパークセンターです。

室戸は、日本に8か所しかない(H30.3時点)世界ジオパークに認定されています。

室戸岬を含む四国の四万十帯は、その付加体の痕跡と構造によって、陸上ではじめてプレートテクトニクスを実証した場所とされています。

それが世界ジオパーク認定に大きくつながっています。

 

ジオパークセンターの目玉はなんといっても

 

この巨大な南海トラフ立体模型!

3Dメガネが用意されていて、このメガネをかけてこの模型をみると・・・

2次元のウェブでは表現できてませんが、吸い込まれるような深い溝(トラフ)が目の前にあらわれます。

ここにいた全員がこの迫力にはまり、しばらく「おー!」「すごい!」と歓声が続いていました。

室戸岬にきたら必見のスポットです。

 

 

     

さすがその室戸,プレートテクトニクスの解説が目立ちます。

 

一番最初に室戸でみたかったのは,メランジュでした。

メランジュというのは,メレンゲと同じ語源ですが,多種多様な岩石が混じり合ったものです。

室戸では,陸から遥か遠く離れた海底でたまった玄武岩の枕状溶岩や,チャートなどが,頁岩や,海溝付近に堆積した砂岩と泥岩の互層などともみくちゃに混じり合った地層を見ることができます。

本来混じり合うはずのない遠くの場所同士の地層や岩石が一か所に混じりあっていること(メランジュ)こそが,プレート移動の理論と,それがプレートの沈み込み帯で一部削り取られ大陸に付加されている(付加体)の証拠の1つとされたわけです。

 

ということで,ジオパークセンターのスタッフの方に,「メランジュをみたいんですが?」と聞くと,「それならすぐそこで見られますよ」,と教えてもらったのがここ。

 

この海洋深層水研究所のすぐ北の海岸です。

まさにジオパークセンターの目と鼻の先。

 

(「日本列島の生い立ちを読む」斎藤靖二 から引用)

海洋プレートができた瞬間にできる玄武岩の枕状溶岩という大陸から遥か遠くで作られた岩石からはじまり、石灰岩、チャート、赤色頁岩、砂岩泥岩の互層という本来別々の場所で作られる岩石が四万十帯では、ぐちゃっと混ざり合っている。

これがメランジュ。

こうした混ざり合ったものが大陸でみられるということは、プレートが海洋をどんどん移動してきて日本列島の近くの海溝で潜り込む際にマントルに入り込めない岩石が剥ぎ取られぐちゃぐちゃに混ざり合った上で日本列島に付加された(付加体)からに違いない、と考えたわけです。

 

ということでばしばしと海岸の写真撮影。

 

メランジュどこ?

って,素人には全くわからないですよね,ほんとのところ。

斑れい岩が浸食されて酸化してるだけ?

 

でも,見たことがないような不思議な光景であることは確かで。

いろいろあり得ない感じにまじってます

泥岩層に酸化した砂岩,あるいは多色頁岩が混じっている?

こういうのはいかにもぐちゃぐちゃに混じっている感じがよくでているような。

おそらくこれはメランジュと考えてよいのでしょう。(たぶん,きっと)

大井川のメランジュも泥岩層に砂岩の塊がまじっている感じはこんな雰囲気ですしね。

 

ここも混じってますが,ここは砂岩泥岩の互層という感じか。

それとも多色頁岩なのか。

でも周りの泥岩層みたいなのとは地層になってなくてぐちゃっと混じってる感じ。

 

いろんなところに混じってる。

 

混じる。

 

いろいろ混じってるなあ,という1枚。

 

雰囲気は頁岩という感じ。

細く割れていきそうな。

 

ということで結論としては。

メランジュの判断はかなり難しい

 

以上。

修行しましょう。

 

平成30年2月訪問

静岡市清水区 弁護士 永野 海