奥に、なだらかな円形の山がみえます。

これは、鉢ノ山(618m)。

3万6000年ほど前に噴火した単成火山、伊豆東部火山群の1つです。

 

大室山と同じスコリア丘です。

噴火の際、さらさらとしたマグマのしぶきが吹き出し(これをスコリアといいます)、火口の周りに降り積もってこうした可愛らしい丘ができるんですね。

 

場所はこのあたり。

 

 

車で山頂まで登ってきました。

大量の太陽光パネルが設置されていますね。。。

 

 

車を停めて、少し歩いてみましょう。

この山頂付近の切り通しではものすごい光景がみられます。

 

 

これはなんでしょうか。

 

数年に亘り降り積もった、さきほどのマグマのしぶき、スコリアの地層です。

 

 

なんとも美しいそうですね。

チョコレートケーキのような。

この場所は鉢ノ山の噴火口から650mほど離れた場所。

 

 

噴火は数年間続いたとみられているようで、その間、噴火の強弱の中でこうした地層が形成されたようです。

 

 

小山真人先生によれば、鉢ノ山は、スコリア丘として、伊豆半島では大室山に次ぐ規模で、しかも噴出した火山灰の量は、2億8000万トンという大室山の2倍にも及ぶとのことです。

 

 

切り通しなので道の左右両方にスコリアの地層がみられます。

 

 

 

 

火山灰が水の中で凝灰岩のような岩石になった地層ではありませんので、触るとぼろぼろと崩れていきます。

 

 

自然の芸術、見ているだけで飽きないですね。

 

 

こんな感じのスケール感です。

 

このスコリア層がみられる山頂付近の切り通しまでは、(若干運転には注意ですが)、車でもいけますので、ぜひ、自然が作り出すスコリアの芸術作品を見に来てください。

そして、伊豆の山々は、目の前にみえるあれもこれも、やっぱり火山なんだ、と改めて知ってください。

平成31年1月

弁護士 永野 海