災害ボランティアによる図上訓練の参加について
(写真は原田博子さん撮影写真をお借りしました)
今年も2日間わたる「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が開催され,無事大成功のもと終了しました。
全国から300名から400名規模で災害ボランティアの皆さん,行政職員の皆さん,関係団体の皆さんらが静岡に結集し,具体的な被災者の困りごとを支援者につなげたり,自ら解決していく訓練をしています。
今年は,特に,在宅被災者の支援に焦点を当て,在宅被災者問題の実情を知る関係者による座学で学び,また具体的な問題解決のワークをしていくプログラムになっていたのが素晴らしかったです。
運営メンバーの大変な努力に敬意を表したいです。
私も以前,運営メンバーに入れていただいていましたが,なかなか本業との両立が難しく,恥ずかしながら今年は外させていただきましたm(__)m
(避難所を想定した訓練の様子)
他方で,この訓練では,ビジタープログラムといって,訓練を見学する人達のためのプログラムも同時に組まれています。
上記写真がビジタープログラムの会場の様子ですが,こちらも大盛況です。
写真上登壇しているのは,静岡大学の岩田先生,常葉大学の小村先生,そして運営メンバーの松山さん,鈴木まり子さんです。
一昨年,昨年と,私は,このビジタープログラムで,士業の被災者支援の取組み,士業とボランティアとの連携などについて座学の講義をもたせていただいています。
今年のテーマがこれでした。
全国の士業の被災者支援の取組みを具体的に知ってもらい,ボランティアとの具体的な連携内容,連携形態について提案する内容にしました。
士業を身近に感じてもらうこと,士業とボランティアの皆さんとの連携によりたくさんの支援ができることを知ってもらう機会になればと思います。
災害ボランティアのイベント,行事では,なにより大切なのが,人と人が知り合うことです。
そもそも同じ志をもっている同志ですから,知り合いでさえあれば,発災後どんなことだってできます,平時の連携だってできます。
その場で難しい議論をする必要なんてありません(それはそれで有意義でしょうが)。
今回もたくさん方々とご縁ができました。
特に,岩手の皆さん,大阪の方,福岡の方とはひときわ長い時間ご一緒できましたので,たくさんのお話をすることができました。
一人では何もできません,助け合いながら,災害対策,被災者支援に取り組んでいきたいと思います。
訓練を準備されたみなさん,訓練に参加された皆さん,大変お疲れさまでした!
平成30年1月
静岡市清水区 弁護士 永野 海