(富士砂防事務所資料より引用)

最新の解析技術によって明らかになった富士山の青木ヶ原溶岩の分布図です。

青木ヶ原溶岩は、864年の貞観大噴火により流出した溶岩です。

 

 

青木ヶ原溶岩がかつて存在した「せの海」という大きな湖を消滅させ精進湖と西湖が生まれたことや、溶岩の上には青木ヶ原樹海が広がっていることは前回お伝えしました。

 

 

先ほどの溶岩分布図からわかるように、青木ヶ原溶岩は鳴沢村にも流れてきた結果、この鳴沢村では、たくさんの溶岩樹型を見ることができます。

 

溶岩樹型については↑この図がわかりやすいです。

要するに、樹木があったところに溶岩が流れ込んだ際に、樹木の場所にだけ溶岩が流れこめなかったために残った空洞です。

 

 

この鳴沢の溶岩樹型観察場所では、各樹型に番号をつけて道案内までしてくれていて観察しやすいです。

 

これが溶岩樹型、落下防止のための囲いがされています。

 

 

樹木の形そのもののきれいな円柱形をしていますね。

 

深い樹型になると、底がみえないほど深いものもあります。

訪問の際はくれぐれもご注意を。

 

一つ一つ樹型に個性があって面白いです。

 

 

隣には魔王天神社が。経津主神(ふつぬしのかみ)を祀っています。以前は八代町下部にあったそうですが、享禄元年(1526)にこの場所に遷されたようです。

 

 

神社の横には珍しい溶岩スパイラクルもあるのですが、これについてはもっとわかりやすい観察対象がありますので、また後日^^

 

 

139号線沿いには溶岩樹型の石碑もあります。

 

139号線の富士パノラマラインの「道の駅なるさわ」が目印です。

青木ヶ原溶岩に関連する観察地は無数にあります。本栖湖、精進湖、西湖、富嶽風穴、鳴沢氷穴、西湖コウモリ穴などなど。

鳴沢では夏には生でも甘くて美味しく食べられるトウモロコシもありますし、冬は富士山がきれいにみえます。

 

 

(鳴沢の溶岩樹型近くからの富士山)

鳴沢、富士河口湖町の観光の1つに、ぜひ溶岩樹型も加えてみてください。

 

平成29年12月訪問

静岡市清水区 弁護士 永野海