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マリナートにN響がやってきた

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たまには災害、防災以外の話題も(笑)

 

NHK静岡放送局の85周年ということで、清水のマリナートにNHK交響楽団がきてくれました。

しかも、指揮は、川勝知事にちょっとだけ顔が似ている(ような気がする)高関健さんです。

 

高関さんは、私の大好きな(そして、美しい音色を醸し出せることでは日本でも指折りの交響楽団である)大阪のセンチュリー交響楽団で常任指揮者を務めておられました。そのため、高関さんの演奏会にはこれまで何度も足を運んでいます。

すばらしく美しい音色と響きを生み出すことのできる名指揮者です。

というわけで、仕事を終え、軽く食事をとったあと会場のマリナートに足を運びました。事務所から徒歩数分でN響の演奏会にいけるという贅沢。渋谷のIT社長たちと肩を並べた瞬間です(嘘です)。

今日の演奏会の珠玉は後半でした。

ドヴォルザークの交響曲第8番。ひたすら美しいメロディラインが続く名曲です。ボヘミアの民謡のようでもあり、演歌のようでもあり。途中、昔から何度聞いても「すすめ~、すすめ~」と聞こえる木管のフレーズがでてきます。

楽器同士の美しい掛け合いも多く、全ての楽器に見せ場があり、終始わかりやすいメロディラインで大きな編成のオーケストラが演奏していきますので、クラシックにあまり馴染みのない人でも楽しめる曲だと思います。対旋律や副旋律との立体的な構成も心躍らせます。私自身、ドヴォルザークの交響曲の中では、個人的に一番好きな曲です。

こういうドヴォルザークの8番のような曲で聴くと、N響の「楽器」としての底力、ポテンシャルを嫌というほど痛感させられます。

とにかく音がひたすらに美しい、音が(煩くなく)問答無用に大きい、一糸乱れない、リズムの安定感。

オーケストラとしての基本的な技術レベルの高さに驚嘆します。

高関さんの均整の取れた音楽づくりを根底に感じながら、最初から最後まで、音の美しさ、音楽の美しさに圧倒されたのでした。

マリナートのコンサートホールとしてのポテンシャルの高さも感じました。とてもよいホールです。

これからもわが町、清水にたくさんの素晴らしいオーケストラがやってきてほしいな、と願いつつ清水駅から帰路についたのでした。

 

静岡市清水区 中央法律事務所

弁護士 永野 海

 

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