4月1日に、御前崎市のさくらんぼホールにて、御前崎赤十字奉仕団様の総会後の講演をさせていただきました。

250名収容のホールで奉仕団の方のご出席は130名ほどということで、一般市民の皆様にもご参加いただき、雨天にもかかわらずたくさんの方に来ていただきました。皆様、ありがとうございました。

講演をさせていただきながら、会場に目を向けると、皆さん大変熱心に耳を傾けていただき、たくさんの方がメモを取りながら聞いていただいていたことがとても印象的でした。

 

御前崎市は、災害時に支援を受けるにアクセス上の問題があり、弁護士も一人もいない地域です。

そのため、災害が発生した際に、自ら、あるいは地域が自主的に支援にたどり着く力がとても大切になってきます。

 

そういう観点から、まずは東日本大震災、特に災害マニュアルが整備されていたにもかかわらず、マニュアルと全く異なる対応をとってしまったために園児が津波の犠牲になってしまった日和幼稚園の事案をもとにし、災害時に命を守るために必要な視点、対策についてご説明しました。

 

後半は、生き残ったあとの生活再建、住宅再建のために必要な知識を学んでもらう場にしました。

災害救助法、被災者生活再建支援法、災害弔慰金法、被災ローン減免制度など、災害後の利用できる制度や、そのためのポイントなどについて、なるべくあとあと残るような形で資料にまとめ、なるべくわかりやすくご説明をさせていただきました。

 

赤十字奉仕団の団員の皆様は、もともと他者、地域に対する奉仕精神に溢れた方々です。

こうした思いをもつ皆さんに災害時の知恵を届けることで、有事の際、知識が地域の中で自立的に広がり、一人でも多くの被災者の方に希望が届けばと思っています。

 

今回の講演を企画していただいた松下さん、ありがとうございました。

 

静岡市清水区 中央法律事務所

弁護士 永野 海