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福島第一原発事故による原発賠償問題を、福島県やその周辺地域のみの問題と思われている方も多いかも知れません。

しかし、この問題は、静岡県にも大きく関係しています。

第1に、福島県から多数の被災者が静岡県に避難されています。事故直後の多いときでは1000名を超えていました。

第2に、静岡県で農業、林業、水産加工業などに従事されている事業者さんの風評被害の問題です。

静岡のお茶の風評被害の問題は静岡のみなさんの記憶にも残っていると思います。セシウム検出により甚大な風評被害の損害を被りました。

お茶などでは、JAのような大きな組織に属している場合には、簡易な手続で一定の被害賠償を受けることができましたが(賠償額は極めて不十分ですが)、そうではない生産者の方などは、いまだに何らの損害の填補もうけていない人が大多数です。

以前から、そうした生産者の方々からのご相談もしばしば受けていますし、現在も、複数の生産者の皆様の賠償問題にかかわらせてもらっています。

そうした場合、特に営業損害の考え方に精通している必要があるため、今回の研修も受講しています。

風評被害、というのはなかなか立証上やっかいな問題も抱えている分野ですが、諦めず、息の長い支援をしていきたいと思います。

静岡市清水区 中央法律事務所

弁護士 永野 海