日弁連の災害委員会の活動は、少し変わっていて、毎年6月にはじまって翌年の5月に終わります。

そのため、昨日が今年度の第1回目の委員会でした。

私は、通常の委員以外に、委員会の運営委員の仕事もしているため、毎月1回、東京の霞が関で3時間ほど会議をします。東日本大震災の復興の現状、熊本地震への支援問題、各地の平時の災害対策などなど。支援につなげるよう研修も行います。

ちなみに昨日は、地震で家が全半壊してしまったのに住宅ローンが残ってしまった場合に、ローンを免除して新しい建物を建てることができるようにするための「被災ローン減免制度の研修と、石巻市にみる自治体の被災者支援問題の研修がありました。

でも、一番大切なことは、こうして日ごろから定期的に全国各地の弁護士が顔を合わせることだと思います。

実際、熊本地震では、発災直後から、全国の災害弁護士から数えきれないほどの支援の手が差し伸べられました。しかも、机上のアドバイスではなく、本当にすぐにでも利用できる形の支援として。

そうしたやりとりは、主には全国のメーリングリストでやりとりがされるのですが、全然知らない者同士の文章のやりとりではこういうはいきません。

実際日ごろから顔なじみで、食事も一緒にして、県外研修も一緒に取り組んでという関係性だからこそ、支援をする方も、支援を受ける方も、安心して情報、支援のやりとりができるようになります。

これは、災害問題にかかわらず、全ての問題の基本です。

日ごろからの顔がみえる関係の構築。

それがあれば問題発生時にたいていのことはできてしまいます。

さて、今年から、日弁連災害復興支援委員会の副委員長職を拝命しました。

私個人として考えれば器不足も甚だしいのですが(苦笑)、この副委員長職は、静岡という地域に対して命ぜられたものと理解しています。

日々、南海トラフや東海地震の発生を想像させるニュースが飛び交っています。富士山の噴火も心配です。

静岡は、残念ながらこの先かならず全国からの支援をいただかなければならない状況になります。

そのため、いまのうちから雑用係として働いて、少しでも貢献していたいと思っています。

 

静岡市清水区 中央法律事務所

弁護士 永野 海